台風
南方洋上に発生した台風は大気の流れに乗って北上し始めますが、一つ一つの進路はちがっていても、季節によってとりやすい進路があります。
台風はその進路に高気圧があると、それを突っ切って進むようなことはなく、必ず気圧の低い所を通って進みます。
真夏には、太平洋に高気圧が発達していて、これが日本の上空にまで張り出しています。
そこで、まれに日本にくるものもありますが、多くは西のほうへ押しやられて、中国や朝鮮方面へ向かうわけです。
ところが八月の末から秋にかけては、太平洋の高気圧の勢力が弱まるため、台風の進路は次第に東へかたより、ちょうど日本付近が通りやすくなるのです。
秋が深まっていくと、進路はさらに東のほうへかたよるので、日本の南の沖を北東に進むものが多くなり、十一月ともなると、もうほとんど日本を襲う心配はなくなります。